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スキンケア基礎知識Vol-7 「弱酸性の洗顔料の安全性」

スキンケア基礎知識Vol-7「弱酸性の洗顔料の安全性」

 (以下引用)

 皮膚のph(ピーエイチ)とは、皮膚そのもののphではなく、皮膚の表面を薄く覆っている皮脂膜のものを指します。皮脂膜はph4.5~6.5の弱酸性に保たれ、細菌などの増殖を抑える作用があります。肌がアルカリ性に傾くと、バリア機能が低下し、細菌が増殖しやすくなり、外的な刺激を受けやすくなります。
 このように皮脂膜が弱酸性なので、化粧品の多くは肌と同じ弱酸性につくられています。しかし、石けんなどの洗顔料は洗浄力が必要なので、弱アルカリ性が多いのです。
 弱アルカリ性の洗顔料で洗うと、その直後の肌はややアルカリ性になりますが、肌本来の力(アルカリ中和能)で弱酸性に戻るので、アルカリ性の洗顔料が肌に悪い影響を与えることはありません。
 弱酸性は肌にやさしい条件の一つですが、弱酸性だからすべて良いというわけではありません。肌質や肌の悩み、そして好みなどから、自分に合った洗顔料を選んでください。
 いずれにしろ、どんな洗顔料を使っても、すすぎが不十分ですと、肌にダメージとなります。洗顔料を肌に残さないようにすすぎは念入りに行いましょう。

 (引用終り)

 この中での注意点としては、「洗顔料を肌に残さないようにすすぎは念入りに」とありますが、皮脂膜を全て取り除くような念入りさではなく、洗顔料を取り除くという意味で取っていただきたいですね。
皮脂膜を全て除去してしまうと、肌が突っ張ってしまい、また、アルカリ中和能自体も時間がかかってしまい、その肌にすぐに乳液やクリームなどの油性成分を塗って蓋をしてしまうと、本来自身で作られている皮脂膜が皮脂が出なくなり、いつまでたっても乳液やクリームに依存しないといけなくなる肌質になってしまうでしょう。
 当室では、お客様全員に強酸性水(ph2.4)をお渡ししています。洗顔後早く弱酸性の肌に戻ってもらうことと、お肌の殺菌、除菌を行っていただくためです。お使いいただく順序としては
洗顔→強酸性水→美容液の順番で、夜の場合はなるべく美容液も薄く使っていただき、できるだけご自身の皮脂を出してもらい、しっかりと皮脂膜の形成を自然にできるようにしていただいています。
 そうすることにより、スキンケアで乳液やクリームの使用がほぼ必要なくなるお客様が増えてきました。

 次回は「保湿化粧水と収れん化粧水」

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