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スキンケア基礎知識Vol-8 「保湿・収れん化粧水」

 
スキンケア基礎知識Vol-8「保湿化粧水と収れん化粧水」

(以下引用)

 保湿化粧水(柔軟化化粧水)は、皮膚の柔軟と目的とした化粧水で、モイスチャーローションあるいはエモリエントローションと呼ばれ、最も広く使われています。保湿効果を高めるために、アミノ酸やヒアルロン酸、コラーゲンなど多くの保湿成分が使われています。
 アルカリ性のほうが柔軟効果は高いですが、昨今の主流は皮膚表面のphに合せて5.5~6.5程度の弱酸性に調整されています。
 収れん化粧水は、一般的に皮膚をひきしめ、過剰な皮脂や汗の分泌を抑制する作用のある化粧水です。phは酸性で、肌のひきしめ成分の収れん剤のほか、清涼感を与えるためにアルコール(エタノール)の量が多く配合されています。
 一般的にさっぱりしていることから、脂性の人や夏向きの化粧水で、近年では「皮脂分泌を抑制、化粧崩れを防ぐ」と、より目的を明確にした化粧水へと変化しています。
 一般的名称も、収れんを意味するアストリンゼントローションから、トーニングローションと呼ばれるようになっています。

(引用終り)

 以上のような2つのカテゴリー別の化粧水があるのですが、いずれにしても水分が全体の90~95%含有されているので、僕としてはスキンケアの効果があまり期待できないと思っています。
 保湿化粧水の機能成分であるヒアルロン酸は、法律により全体の1%未満の含有率と定められていますし、多分アミノ酸やコラージュゲンもその程度しか含有されていないでしょう。そうであれば、化粧水をやめて最初から美容液からスタートしたほうが良いのではないかと考えています。

 美容液とは、化粧水と異なり粘度が高く、保湿機能と共にクリームや乳液のようなエモリエント(柔軟)機能を合わせ持っているものなのです。つまり、化粧水と美容液を両方使用されている方は、保湿行為をわざわざ2回繰り返されているのではないのでしょうか?勿体ない気がします。

 次回は、「乳液とクリームの役割」について

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